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もう二度と [ねこまの日常]

親戚のお通夜にいくため、母を車に乗せてものの10分後、信号待ちしてたら
バッグからけたたましい音がした。携帯の緊急地震速報だった。
同時に車が、ゆさゆさと縦に揺れた。信号機が激しく動いていた。
かなり、長い時間に思えた。
ここいらは震度4だったが 最大では震度5弱まであったようだ。

ラジオをつけると、沿岸部に津波警報が出たという。
足が震えた。
運転中だけど。
もう、あの沿岸には、私の家はないけれど。
あの日を、思い出してしまった。怖くて、怖くて、どうしようもない気持ちになった。
でも運転中だ、とりあえずしっかりしないと・・・A子が心配だ。

母を斎場に送り届け、いそいで帰ると、ひとり留守番してたA子がリビングに
降りていて、体を丸めて泣いていた。
去年も3.11で亡くなった、幼馴染みの子を思い出したのだと言う。
小学校・中学校と一緒で、高校で別れたが、あの日たまたま家にいてその子は
命を落とした・・・・

忘れたような気がしてたけど、やはり忘れられないつらい日。
あの町で親切にしてくれたばあちゃん、おじさん、A子の友達・・・何人も亡くなった・・・
その扉は封印することができず、いつも少しあいている(これはマンガにあったセリフだね)
もう二度と、ごめんだ。あんな怖い目は、辛い目は・・・

日本全国どこにでも、あんな地震と津波が来ないようにと祈るばかり。
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koume

かけてあげる言葉が見つからないんですが
それでなくても感受性の高いお年頃ですから
常に心になにか引っかかってるような
そんな感じなのかもしれないですね
私は経験が無いので慰める言葉もないけど
でもその経験は娘ちゃんの中で強い心を育ててくれると信じてます
人の痛みのわかる優しさと弱ってる心に寄り添ってあげられる強さ
つっきーさんも娘ちゃんも持ってますよ
被害が無くてよかったです


by koume (2012-12-08 23:30) 

tsuki

koumeさん ありがとうございます
そう、あの年齢は特に色々感受性の強い年齢だと思うので
親の私たちよりずっと心の傷は深かったと思うのです
私ですらなんと言っていいかわからないのですが
koumeさんの言うとおり強くなってくれたらと
切に思います。
地震はホント、ヤですね!!! 

by tsuki (2012-12-11 12:08) 

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